2006/01/28 手術後17日目
06:20
起床
眠い。
昨日、マイノリティ・リポートを最後まで見たので眠い。
骨折して21日、入院生活20日目。
怪我をしたのが遠い昔の事のようだ。
でも、まだ20日位しか経ってない。
骨折で動けるようになるまでに一ヶ月以上かかると思っていたら翌日からリハビリが始まるし、もう退院の話まで出ている。
早いなぁ。
たしかに変な痛みさえなければ歩けるような気はしてる。
痛みが取れるのは何時になるんだろう。。。
7:00 脛骨
暇なので骨折した部位の骨を調べてみた。
脛骨（けいこつ）あまりに詳しすぎてぜんぜん判らなかった。
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/A02506001-024.html
08:00
朝食
納豆が出た。
美味しかった。
からしが付いていなかった。
刺激物は極力取らせないってことだよなぁ。
08:15
吹雪
明け方吹雪いていたのに今は日が差している。
天気図では完璧な西高東低の冬型の気圧配置。
等圧線も混んでいる。
今日は風が強い一日になりそうだ。
上空の風が強いので雲の流れが速く晴れたり吹雪いたりしている。
今日は息子のスキースクールの日だ。
帰る時間を午前中にすると息子がスキーに行かないと言い出すと思って午後に帰る事にした。
なんか息子がスキースクールに行く日っていつも天気悪い気がする。
こいつ雪男かもしれんぞ。。。
08:30
複雑骨折
骨折の定義を今まで間違って覚えていた。
単純骨折はポキッと一箇所折れているもので、複雑骨折は骨折箇所が複数、粉砕骨折は骨が粉々に砕ける骨折だと思っていた。
骨折した骨が表皮から出ていない骨折であれば複数の骨折箇所があっても単純骨折となり、一箇所しか折れていなくても骨が表皮から出てしまえば複雑骨折となるらしい。
単純と複雑の分類は治療のしやすさ（感染予防のしやすさ）での分類であって骨の折れ方とは違うのであった。
今まで複雑骨折と言っていたのは実は粉砕骨折のことだったのだ。
まとめてみると
開放の有無（骨が体外に出ているかどうか）で分けると
単純骨折と複雑骨折に分類される。
骨折の形態（折れ方）で分けると下記のように分類される。
横骨折 :骨折線が骨の長軸と垂直であるもの。
斜骨折
:骨折線が骨の長軸と垂直ではなく斜めであるもの。
螺旋骨折 :捻れの外力によっておこったもの。
圧迫骨折
:軸方向の圧力によって潰れたもの。
破裂骨折 :押しつぶされ破裂したように崩れたもの。
粉砕骨折
:複数の骨折線、骨片が存在するもの。
剥離骨折 :筋や腱が骨と接合している部分などが剥がれたもの。
亀裂骨折
:いわゆる、ヒビが入ったもの。
脱臼骨折 :骨折と脱臼が併発したもの。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E6%8A%98#.E4.B8.8B.E8.82.A2.E3.81.AE.E9.AA.A8.E6.8A.98
この分類でいうと今回の骨折は単純骨折の横骨折となる。
11:50
昼食
週末は外泊する人が多いのかディルームで食事をする面子が少ない。
うちは14時に迎えに来る予定。
息子にはお父さんは一人でうちに帰って来ると話してある。
病院に迎えに行くと言うとスキースクールを休むというに決まっているからだ。
14:00
外泊
14:00ちょっとすぎに妻が迎えに来た。
外着に着替えて、詰め所に挨拶をして病院から外に出る。
3週間振りに下界へ出た。
外に出るとやはり寒い１月の北海道だ。
病院の駐車場まではロードヒーティングが入っているので松葉杖でも問題なかったが、うちに帰って駐車場からマンションまでの道のりは大変だった。
雪のせいで歩道が狭くて上手く松葉杖が付けない。
人が一人しか歩けない道幅では松葉杖が雪に埋まってしまう。
雪が踏み固められたところでは松葉杖が刺さってしまうし、アイスバーンでは滑ってしまう。
雪道を松葉杖で歩くのはホントに難しい。
簡単に転んで怪我をしてしまいそうだ。
マンションに入ってホッとしたのもつかの間、今度は雪でぬれた松葉杖がマンションの廊下のタイルで滑る。
気を付けていても何度も滑ってしまい怖い思いをした。
こんな状態で退院するなんてちょっと無理だと思う。
うちに閉じ篭っているのなら問題ないだろうが、毎日リハビリに通うと思うと恐怖だ。
病院から自宅に戻るとうちの狭さに驚かされる。
廊下は狭いし、トイレ、風呂等も松葉杖で入るには少々狭い。
基本的に内部の構造が松葉杖で歩けるようにはなっていない。
ましてや車椅子で動けるようにはなっていない。
老後のことを考えるとリホームしなきゃだめだ。
松葉杖での移動が大変だと判ったので、部屋での移動はほとんどケンケンで済ませた。
その方が移動も早いし安全だった。
18:00近くにやっと息子がスキーから帰ってきた。
3人そろった所で近所の焼肉屋へ。
念願の焼肉だぁ。
牛肉はBSEが怖いのでちょっとと言うか随分高いのだけれど国産牛をいただく。
カルビ一人前1,480円。
たかぁ。
まあ、そうそう食べるものでもないのでたまにはいいだろう。
で、カルビ２人前。
早速、炭火で焼いて食べた。
うまぁ〜〜。
幸せだ。
美味しさに浸っていると、斜め向かいから箸がガンガン出てくる。
息子が食い捲くってる。凄いペースで食べる。
あっという間に２人前完食。
「やっぱり、焼肉は旨いやねぁ。」
だと。
追加でカルビ２人前。
それもぺろりと食べた。
病院食で胃が小さくなっているのか息子のペースに驚いてしまったか、まあ両方だと思うが後半は見ているだけだった。
息子が美味そうに焼肉を食べているのを見るのもそれはそれでいいもんだ。
三人とも久し振りの焼肉に満足して帰宅。
息子は何かと優しい。
車に乗る時も降りる時もドアを開けてくれて乗るのを確認して閉めてくれる。
こんなに優しくされた事はないなぁ。
結構、幸せだったりする。
今日は何かと疲れたので早めに就寝。
