基本装備
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TTmodel |
ス
ノーボード
パウダーを滑る為に山へ登っているのですから、これは必需品です。
ゲレンデ用の板でも十分楽しめますが、本気で楽しみたいのならパウダー専用の板が必要でしょう。
私はgentem stickを愛用していますが、他メーカーでもパウダー用のボードを出していますから気に入った物を選べばいいと思います。
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ビ
ンディング
ゲレンデで使用しているビンディングで問題ありません。
私は装着の容易さからクリッカーを愛用しています。
ビンディングが軽く板+ビンディングの重量が4kgを切っています。
ハイバックの出っ張りがなく収納性にも優れています。
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ブー
ツ
自分の足に合ったものを使用してください。
ゲレンデで使用しているもので問題ありません。
インナーがサーモなら言うことはありません。足を雪面からの冷えから守ってくれるでしょう。
私はビンディングにクリッカーを使用しているため、k2かSHIMANOしか選択肢がありません。
おまけに、メーカーはフラットビンの生産を終了してしまい入手が困難な状態です。。。
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ブラックリップス シューレースタイトナー3
バックカントリースノーボードのほとんどの時間はハイクアップに
費やしますが、ハイク中はブーツレースを緩め足を圧迫しないようにします。
締め付けが強いと雪面からの冷え込みで足の感覚がなくなってしまうからです。
そして滑走の際に締めるのですが、グラブを着けたままできっちりと締めるのは難しい。そこでシューレースタイトナーできっちり締め上げて斜面に臨みます。
山では基本的にグラブは脱ぎません。
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ウ
エア
詳細はのちほど。
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ゴー
グル
これもゲレンデで使用しているものでかまいません。
顔にきっちりとフィットするものを使用してください。
レンズが曇った時に備えて予備のゴーグルは必ず携帯するように心がけてください。
水分が付着してレンズが曇ってしまうと、ほとんどの場合水分が凍結してしまいゴーグルは使い物にならなくなります。
視界不良の状態での滑走ほど不快なものはありません。
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ザッ
ク
【DANA DESIGN】Colchuck
ボードがぐらつきなく装着でき背中にきちんとフィットするものを選択して下さい。
装着したボードがぐらついたり、フィットしないザックの使用は疲労を増加させます。
ほとんどのボーダーはオスプレーを愛用しています。
(たとえば エクリプス42+5 など。)
私の場合座高が高いせいかオスプレーでは背中にフィット感がなくColchuckを選びました。このザックも良く出来ていて私はオスプレーよりも使いやす
いと思っています。
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ポー
ル
モンベル アルパインポール アンチショック
ポールを選ぶ時は多少価格が高くても極力軽いものを選択して下さい。
僅かな重量の差ですが長時間のハイクでボディブローのように疲労となって現れます。
山へ行く回数を重ねる毎にその価格差はなくなります。
ポールのジョイント部分の固定方法は2種類あります。
フリックロック機構のものとねじ込み式のものです。
長さ調節の自由度ではねじ込み式、固定の確実性でフリックロック機構が優れていると思います。
ただ、最近はフリックロック機構のものが減りねじ込み式のものがほとんどです。
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ス
ノーシュー
MSR デナリアッセント
私の回りはほぼ100%MSR愛用者です。
北海道の雪にあっているのでしょうか?
もしあなたが始めてスノーシューを買うのでしたら、あなたと同行する人と同じスノーシューを購入することを勧めます。
深雪のハイクはシューの踏み跡だけが固まっていて、その跡を壊さないように歩くのが最も効率的なハイクです。
種類が違うシューはその踏み跡を崩してしまいます。
それはあなたの疲労を増やすだけではなく、あなたの後をハイクする同行者の疲労をも増幅させます。
ハイクアップで常に心がけなければならないのは、いかに早くハイクすることではなくいかに疲れないかということです。
自分のペースを乱してはいけません。
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GPS
GARMIN(ガーミン) イートレックス・ビスタC
金銭的に余裕があるようならビスタCをお薦めします。
理由は
電子コンパスと気圧高度計が内蔵されていること。
ミニUSBジャックが装備されパソコンと接続が容易になり転送速度が向上したこと。
そして最大のメリットは
GARMIN・イートレックス用日本地形図(10m等高線仕様)が使えること。
(10m等高線使用が使えるのはeTrex Vista,Legendの日本版のみです)
です。
GARMIN(ガーミン) イートレックス・ビスタC&TOPO10Mお買い得セット 【ケース/百名山マッププレゼント】 というチョットお得なセットも発売されています。
山行のログ取りや位置情報を知りたいだけでしたら、最も安いeTrex( 黄
色 )で十分です。
eTrexはハードウエアーの変更に伴い大幅な機能アップがあり、 最新ファームウエアのバージョン3.30が導入された機種はトラックログが2,000
ポイントから 10,000ポイントに増えました。
羊蹄山を登りお釜を滑って帰ってくる10時間コースでトラックログが1,300ほどですから、10,0000ポイントあれば一週間分のログが取れるという
ことです。
それでも、私はビスタCを薦めます。
地図データが入っているメリットは計り知れないからです。
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地
図
以前は国土地理院の1/25,000の地図に経緯度線と磁北線を記入して使用していましたが、現
在はカシミール3Dで出力した地図を使用しています。
経緯度線を1度間隔で、補助線を10秒間隔で引いておけば(左の地図)、GPSの経緯度を確認するだけでほぼ現在位置を特定できます。
ビスタCなら地図を見る必要もありません。
しかし、地図が不要ということにはなりません。
GPSは沢地形では衛星を捕える事ができない場合がありますから地図とコンパスは必要なのです。
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コンパス
SILVA
(シルバ) コンパスナンバー7
オイル封入タイプの低温に強いものを購入してください。
山に行く前に使い方を習熟しておいたほうがいいでしょう。
GPSを持って山に入った場合でも、休憩時間に地図とコンパスで現在位置を確認するくらいの練習は必要です。
「GPSが故障したから遭難した」では洒落になりません。
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水
筒
THERMOS(サーモス) ステンレススリムボトルFDM−501
冬山での温かい飲み物は体をリラックスさせます。
飲むとホッとします。
チタン製の THERMOS サーモス チタンボトル(魔法瓶) FBA-502T というのもありますが、ステンレス製の物より70gほど軽くなって価格は4倍以上です。
( その他のサーモス製品もみて見る )
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ストーブ
EPI(イーピーアイ) REVO−3500ストーブ
最近のストーブは小型軽量で火力が強く何を選んでも失敗はないで
しょう。
REVO以外なら スノーピーク ギガパワーチタンストーブ地オート もお薦めです。
ガスは必ず寒冷地仕様の物を使用してください。
ガスがブタンだけのものは0度以下ではガスが気化せず燃焼しません。
また、標高が高いとオートイグナイターが使えない場合がありますから、マッチやフリント式ライターを別途用意しておくと良いでしょう。
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コッフェル
スノーピーク ソロセット極チタン
日帰りの山行ではインスタントラーメン一杯分のお湯が沸かせる位のもので十分です。
ソロセット極チタンは110gのガスカートリッジがちょうど2個収納できます。
日帰りの山行にカートリッジ2個はいりませんから、110gのガスカートリッジ1個とストーブとライターを入れています。
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ツ
エルト
RIPEN アライテント ス−パ−ライト・ツェルト 1
吹雪等で停滞した場合。もしくは滑走前の天候待ちで使用します。
一人用でも無理やり入れば3人は入れるので共同装備でもかまいませんが、コンパクトで軽いので個人装備にもっておいたほうがいいでしょう。
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ヘッ
ドライト
GENTOS
(ジェントス) 白色LED&強力ゼノン球ヘッドライト
宿泊以外の山行で使うことはまずありません。
白色LEDだけで十分なのですが、個人的にゼノン級のひかりが好きなのでこれを使っています。
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行
動食
日帰りの山行ならば、あまり気にする必要はないでしょう。
火を使わずに食べられるものなら、食べたいものを持っていって構いません。
時間的に余裕があるようならインスタントラーメンもいいかもしれません。
ただし、水分を取りたくなるような食料は止めた方がいいでしょう。
あっという間に水が無くなってしまいあとで苦労ます。
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デ
ジタルカメラ
記録を撮るのは大事です。
写真を見ながら山行を振り返るのも楽しいものです。
仲間内ではパナソニック(Panasonic)のLUMIX シリーズが人気です。
空の青と雪面の白のコントラストが良く表現できています。
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予
備の電池
ニッケル水素充電池
GPS,カメラ、無線機等の予備電池は必需品です。
必ず予備電池用意しましょう。
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そ
の他
救急セット、工具、ナイフ、ホイスル、無線機、携帯電話、ろうそく、エマージェンシーシート、
マップポインター、知識 、etc
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三種の神器
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ビーコン
おすすめは PIEPS
(ピープス) DSP です。
電波の受信範囲が60mと少し短いですが、埋没者の探査能力では他のビーコンを圧倒します。
私は オルトボックス m2 を使用していますが買い換えるなら迷わずDSPを選びます。
ビーコンを使うに当たっては同行者のビーコンの取り扱いも知っておかなければなりません。
雪崩で埋没者を救助した時に救出した人のビーコンを発信から受信に切り替えなければならないからです(DSPではその手間が不要になりました)。
ビーコンは種類にかかわらずしっかりと使い方を練習し習熟しましょう。
練習量があなたのパートナーを救う確率を上げるのです。
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ス
コップ
ライフリンク アルパインプロショベル(Tグリップ)
プレードはアルミのものを選択して下さい。
雪崩れのデブリは予想以上に硬く、歯が立たない場合があります。
ハンドルの形状も大切です。華奢な物では上手く掘れません。
ピットチェックの必需品です。
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プ
ローブ
ラ
イフリンク スピードカーボンファイバープローブ280
これから購入する方は3m以上のものを購入することを勧めます。
ニセコの 春の滝で起きた雪崩
では2m50cm埋没しています。
プローブの長さが足りずに埋没者にプローブが届かず救助できなかったとしたら悔やんでも悔やみきれません。
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ス
ノーソー
ピットチェックの時に使用します。
必需品ではないですが、あると便利です。
共同装備として持っておくといいでしょう。
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エキスパート
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ア
イゼン
グ
リベル エアーテック G10ワイド アンチブリング付きアイゼン
ボード用のブーツは大きくてなかなかあうアイゼンがありません。
G10ワイドはスノーボード用のブーツで使える数少ないアイゼンです。
(6本爪の軽アイゼンは冬山ではまったく使い物になりません) |
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ピッ
ケル
グ
リベル ピッケル エアーテック
バックカントリースノーボードではピッケルとアイゼンを使用するシーンはほとんどありません。
私は春のザラメでアイゼンを使うくらいでしょうか。
アイゼン、ピッケルが必要な山はエキスパートオンリーの領域でしょう。
シューからアイゼン、ポールからピッケルへの切り替えは早め早めに行わなければなりません。
使わなければならない状況になってからでは遅いのです。
ピッケル、アイゼンをザックから取り出すのもままならない状況になっているはずです。
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ピッ
ケルバンド
グリベル ピッケルアクセサリー スプリングリーシュベルト
ピッケルバンドはショルダータイプとリストタイプがありますが、ショルダータイプはピッケルを左右の手に持ち替えることができ便利です。
ピックと石突保護用ラバーキャップが付属しています。
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お泊り装備
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テ
ント
エスパース・マキシム 4〜5人用 + 内張り
テン泊の共同装備として購入しましたが、単独ならば RIPEN アライテント エアライズ1 と 外張 で十分です。
冬山も意外に暖かいものです。
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テ
ントシューズ
イスカ ウェザーテック テントシューズ ショート
無くても構いませんがあると便利です。
テントから外に出る時にいちいちスノーボードブーツを履かずにそのまま出られます。
テントに入る時はテントシューズの雪を落とすだけです。
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シュ
ラフ&シュラフカバー
シュラフ: イ
スカ イスカエア 810(ウィンターモデル)
シュラフカバー: イ
スカ ゴアテックス シュラフカバーウルトラライト ワイドEX
私はこの組み合わせで快適なテン泊が出来ましたが、寒さの感じ方は人それぞれなのでこれで十分とは言い切れません。
これで足りなければ イ
ンナーシーツ を組み合わせるのも一手だと思います。
それでも寒ければ持ってきた衣類を全て着てシュラフに入り込んでください。
とりあえず朝までは持つでしょう。
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THERMAREST(サーマレスト) プロライト4(スモール)
テン泊の際、下からの冷気を遮断するエアーマットです。
軽量コンパクトな優れものです。
サイズが51×119×3.8cmしかないので下半身はザックの中に突っ込みます。
それが嫌なら レ
ギュラー か ラー
ジ を選択しましょう。
かさばりますが暖かいです。
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イスカ ライトウェイトコンプレッションバッグ
シュラフをザックに収納するのに必要です。
コンプレッションバッグは縦に潰すタイプと横に絞るタイプがありますが、横に絞るタイプはそれほど容積が小さくなりません。
縦に潰すタイプの方が圧縮力が強いです。
右が圧縮する前、左が圧縮後です。
半分位になってしまいました。
これで、もう少し細身だとザックへの納まりも良さそうです。
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