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2007-2008 シーズン


No.08

2008/01/16 余市岳 晴れのち曇り 粉雪

  西高東低の冬型の気圧配置が決まり、日本列島に寒気が入り込み寒い日が続いてる。
冬型の気圧配置の割には街中にはあまり降雪はなかったが、きっと山の上は降り積もっているはず!

待機明けのその足でキロロに向かう。
ジムニーのエンジンは寒さのせいかアイドリングが安定しない。。。
暖房を最強にしてもちっとも車内は暖まらないし、窓は結露して凍り付いてしまう。

山の上はもっと寒いんだろうなぁ。。。

待ち合わせの時間より15分ほど遅れてマウンテンセンターに到着。

そそくさとゴンドラに乗り込む。

ゴンドラ降り場の入山届をチェックすると見知った名前が書かれてた。
20分程前に出発したみたい。

ふたりでフルラッセルを覚悟していたのでこれはありがたい。
コル辺りで追いついてそのまま一気に余市岳に登り、ファーストいただき!なんて馬鹿なことを話しながらありがたく先行者のトレースをたどる。

F1000044.JPG - 783,754BYTES

コル辺りで追いついてなんて話していたのに朝里岳辺りで追いついてしまった(笑)
ちょっと話をしながら一緒に歩き、そのまま先行してコルに向かう。

やっぱ飛行場は風が強い。
動いているうちはいいけれどちょっと止まると一気に体が冷えてくる。
今シーズン一寒い日にこんな所で風に吹かれてるなんて馬鹿みたいだ。

結局、休憩無しで余市岳の取り付きに到着。
ゴンドラ降り場から取り付まで1時間切って着いた。
結構いいペースかな。

今年は雪が少ないせいか景色が何時もと違う。
雪庇も心なしか大きい気がするし、
なぜかコルで膝下ラッセルをする羽目になってたりする(汗)

F1000042.JPG - 462,444BYTES

コルで膝下ラッセルなら余市岳の上り返しは膝上確定。
もしかしたら股ラッセルなんてことになりそうなので空身で降りて道を付けておく。
これが有ると無いとでは帰りのラッセルが全然違う。

さてと、用意が済んだので余市岳アタック開始。
30分ほどでドロップポイントに到着。

滑走準備をしている内に追い越した面々も到着し、
みんなの見ている前でファーストいただき。

皆の熱い視線(?)を感じながらドロップ。

ここで下手な滑りは出来ないと気合が入るが、なぜか板が走らない。。。

「あれっ?」

寒すぎてワックスが合わない?

突っかかりながらファーストターン。
セカンドターンでやっとスピードが乗る。

やっぱ雪が少ないので斜度がキツイわ。

落ちるように滑り降りる。

踏み応えのある雪はターンの度にエッジで切り取られソールから大量に吐き出される。

スゴイよ凄い!

時間にして僅か一分、標高差300mの宇宙遊泳。
気持ちよかぁ~~。

続いて相棒がドロップ。

大量のスプレーを上げながら、
でかいターンを描いて落ちてくる。
ついでに、でかい叫び声を上げてる(笑)

二人の合言葉は

「いいねぇ!」

だぁ。

いいねぇ!の後は思いっきり辛い!

登り返しのラッセルは久々の股ラッセル。
時には腰―腹。

深すぎてシューが雪面に出ないのでなかなか前に進まない。
山側の足だけが疲れきってる。
なんかもう頑張る気にもならないので、疲れたらさっさと交代(笑)

2番目はトップと雲泥の差で楽ちん楽ちん。

凄く細かく交代しながらラッセルして最初に付けておいた登りのトレースに到着。

地獄のラッセルから解放され天国への階段を登って取り付きに戻った。

こんな辛い思いをしたラッセル跡を使わないのは勿体無いので、
もう一本南斜面を滑ることにする。

二本目は相棒がファースト。
これまた気持ち良さそうに落ちていった。
当然、大きな雄たけびを上げながら。。。

続いておいらの番。

「おっ、雪が軽い!」

さっきの踏み応えのある雪とはちょっと違う。
水分が飛んだ感じの乾いた雪だ。

軽く舞うようにスプレーが上がる。
さっきより良いかも!ってさっきより好きかも。

かる~~く気持ちよく滑り落ちる。
当然、叫びっぱなし(笑)

もうラッセルはしたくないので、登りのトレースまで滑っておしまい。

二人ともニヤつきっぱなし(笑)

さあ、お帰りタイム。

もう一度登り返して、北斜面を滑ってスキー場へ戻る。
沢はほとんど埋まっていなかったので尾根筋を滑り降りる。
南斜面とは全く違う雪質でここもまた楽しい。

ここのファーストはいつもテスターっぽいなぁ(笑)

最後は予想外に遠回りのコースでスキー場にたどり着く。

スキー場をかっ飛ばしてマウンテンセンターに戻る。

マウンテンセンター前の斜面でとうとう太ももが悲鳴を上げて攣ってしまった。。。

移動距離:12.6km。
所要時間:6時間20分
標高差:900m

疲れたけど大満足!




バックカントリーの必需品

Colchuck

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