2006-2007 シーズン


No.17

2007/03/16 キロロ脇1107峰 雪 粉雪


今週は毎日のように雪が降っていたが、ここに来てやっと天気図の等圧線も緩み晴れ間が見られそう。
気圧の谷が出来ていてちょっと不安定な感じだが今週末は仕事なので山に入れるのは今日しかない。

息子との約束で単独では山に入らないことにしていたが、どうにも我慢が出来ずに内緒で山に行くことにした。

息子を学校に送り出し、山の準備を済ませてキロロへ出発。

お目当ては余市岳、アポロetc.

天気次第で登る山をチョイスできるのでキロロ近郊は自由度が高くて好きだ。

キロロに向かう途中の毛無峠は先週は全く景色勝ちがう。
いったいどれほどの雪が降ったのだろう。。。

P1000097.JPG - 97,609BYTES

駐車場からは余市岳は見えない。
アポロも辛うじてピークが見える程度。
どこに行こうか。

ラッセルがきついのは目に見えているので、お手軽に1107峰に行くことにする。

マウンテンセンターで入山届を書く。
入山届には11日の入山届しか出ていなかった。
フルラッセル決定。ガクッ。。。

ファミリーリフトの脇をフル装備でツボ足で登る。
修学旅行の学生だろうかボーゲンで降りてくる面々の脇をこんな格好で登るのはちょっと気が引けた。

修学旅行生が見守る中、ハイクの準備。
ボードをザックにくくり付けスノーシューを履いて、さて出発だ。

ゲレンデからの最初の下りでひざ上まで埋まった。
そうですか、ひざ−モモラッセルですか!了解しました。。。

表面は軽いが下のほうがちょっと重めの雪をひざラッセルで進み、スノーブリッジを探す。
スノーブリッジはすぐ見つかった。
よかったぁ。
スノーブリッジが見つからないと奥へ奥へと遠回りになるので疲れちゃうのだ。

毎度の事ながらスノーブリッジを渡るのは緊張する。
恐る恐る渡る。
このスノーブリッジ結構安定していて渡りやすかった。

P1000100.JPG - 93,643BYTES

ひざ−モモラッセルで大汗をかきながらハイクを続けるがなかなか距離が稼げない。
おまけに標高も稼げないので余計に疲れてしまう。
尾根にたどり着くのに50分もかかってしまった。

尾根に取り付いたら、ここからが本番。
一気に標高を稼ぐ!
つもりが全く稼げない。

5歩進んでは一休み。10歩進んでは一休みでちっとも標高が上がらないのだ。
おまけに標高が上がるに従って斜度はきつくなるし雪は深くなるしで散々だ。

しまいには雪も降って来て視界が落ちる。

もう止めちゃおうかと何度も思ったが、気を取り直してハイクを続ける。

900mを過ぎ終わりが見えてきて、最後のひと踏ん張り。

別にピークを狙っている訳ではないのでハイクを止める場所を決める。
今回は白樺の2本の木でハイクを終了。

ザックを降ろして一休み。

お隣の992峰を見ると、いつになく雪庇が発達している。
雪庇が落ちた形跡もないし、ちょっと危険な感じだ。

さて、尾根を滑ろうか。沢を滑ろうか。
雪は非常に安定しているが、沢を滑るとあっという間に終わってしまう。
今日はマッタリ尾根を滑るのもよさそう。

P1000104.JPG - 92,976BYTES

どうしようかなぁ。。。悩む。

結局、沢を滑ることにする(笑)

ドロップポイントに移動して、ドロップ。

シャリシャリっとフロータのエッジが雪面を切り裂いて、綺麗にスプレーが上がる。
「なに、これ?」
凄くいいんですけど!

滑り始めたら、余計なことは頭の中から消えて無くなった。
「気持ちいい〜〜!」

もう、フロータのいいなりに滑り降りる。
そして、気が付いたら下まで滑り降りていた。

あっという間の天国だった。
こんなに気持ちがいいのは初めてかもしれない。
精神的に解放された感じ。

記憶がちょっと飛んだ感じで何処をどう滑ったのかよく分からない。
不思議っ。

登りのトレースまで滑り切り、スノーシューに履き替えテクテク歩いてスキー場へ戻る。
帰りはあっという間にスキー場に到着。

全行程約4時間。
そのうち滑走時間が10分弱。

なんと贅沢な時間の使い方だろう。

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