2006-2007 シーズン


No.06/ 2007/02/10 尻別岳 曇 モナカ

お前が知っている山は尻別しかないのか?
と、言われそうですが今日も尻別です。

先週はハイク中ほとんどトップを取ることが出来ず少し不安になりましたが、今日はY棒と二人でいいペースで登る事が出来ました。

いくら滑ることが出来ても、登りで足を引っ張るようでは話になりません。
このまま、登れないのなら山へ行くのは辞めようと思っていましたが、今日でその気持ちも吹っ切れました。
これからも頑張って登ります。

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去年は山へほとんど行っていないので山の事情に疎いのですが、今年の尻別は僕の知っている尻別とはちょっと違います。

いままでは知り合いしか見ることはなかったのですが、先週今週と別のツアーを見かけるようになりました。

斜面にもトレースが結構入っています。
なんだか、普通の山になってしまった気がします。

斜面は先週と同様に大きなクラックか多数見られました。
全層雪崩の跡も一ヶ所きれいに残っていました。

2月だというのに例年に比べて雪が少なく気温が高いせいでしょうか、今から全層雪崩の心配をしなければならないと思うとこの先が憂鬱になります。

雪崩れた跡に雪が積もって斜面がうねっている個所も多いし、雪に埋もれた隠れキャラのクラックが斜面に入っていると思うと気が気ではありません。
深さが1m以上もあるクラックに落ちたらひとたまりもないでしょう。

滑走時には雪崩とクラックに細心の注意が必要です。


登りに関しては今年と今までとは随分感じが違います。
今までは兎に角最初の30分が辛くて堪りませんでした。
最初の30分でかく汗はなんだかねっとりしていてとっても気持ち悪い脂汗といった感じです。
それを過ぎると気持ちのいい汗に換わるのです。

ウオーミングアップが不十分で体が登りに馴染んでいないのかと思っていたのですが、どうもその原因は煙草だったようです。

今シーズンのバックカントリーはまだ3回目ですが、一度も嫌な汗をかいていません。
最初から気持ちのいい汗をかいています。

当初、登る体力がなくて疲れましたが息が切れるということが一度もありませんでした。
そして、今日は快調に膝ラッセルをこなし山頂まで登り切りました。

満足満足。

登りで満足していても話にならないのですが、自分に自信が持てた一日でした。

さて、滑りですが、
これはちょっと。。。です。

ドロップポイントはホワイトアウト気味。
少し高度を落とせば視界が獲れるのは分っていても、この状態で高度を落とすのは無理です。

しばらく天候待ちをして、視界が取れたところでドロップ。

はっきり言って、凄い斜度です。
尻別ってこんなに急だった?

雪がないって事はこんなに凄いことなんだと実感した瞬間です。
天狗山の天狗の壁なんて問題になりません。
体感的には70度といったところです。

モナカ雪の急斜面の滑走はもうドキドキものです。
スピードは乗るしターンのタイミングは取れなし、どうすりゃいいのよって感じです。

でも、楽しい〜〜!!!
パウダーでなくても楽しいです。

ああ、こんなのが楽しいなんて。。。
おいらは、ほんとのバカだわ(笑)

サクッと滑ってサクッと帰ってきましたわルンルン。

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バックカントリーの必需品

Colchuck

ポール 

MSR

GARMIN

PIEPS DSP

ショベル

プローブ


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