|
No.02 |
2007/01/14 キロロ脇909峰 曇 粉雪 |
|
1月8日で骨折後、丸一年が経ちました。 もう、怪我は出来ない!というプレッシャーが非常に強く、内心、自分のバックカントリーもこれでおしまい。かもしれないと思っていました。
たまたま、今回の怪我はゲレンデ内で起きたものでしたが、これが山の中だったらと思うと山に入るのを躊躇させました。
幸い今シーズンは雪も遅く、山に行きたいという気にもさせられず、休日はうちでゴロゴロする日々を過ごしていました。 おかげで、北海道に来て以来一番長く家族と一緒に休日を過ごすことが出来ました。
小樽の部屋も決まり生活も落ち着いてきたところにタカから山へのお誘いがありました。
目的地はキロロ脇。 小樽からだとキロロへは30分ほど行けてしまいます。 海も近し、結構小樽って便利かも。なんて思ってしまいます。
今シーズン初めてのバックカントリーはバタバタで始まりました。
出発間際、いくら部屋の中を捜してもゴーグルが見当たらないので、タカに連絡をして予備のゴーグルを貸してもらうことにしてうちを出発しました。
しばらくして、アウターを持ってきていないことに気付きました。
「きゃー、なにやってんだよぉ!!」 で慌ててうちに戻ります。
何時もシーズン初めは道具の忘れ物が多いのですが、今年は例年に無く忘れ物が多いです。
お陰で集合時間に遅れてしまいました。本当に申し訳ない。
お初のよしみんと挨拶を交わし用意しすませて、ボード2名、スキー2名の混成部隊で出発です。
先シーズン、バックカントリーといえるのは尻別岳だけです。 それも、登りでヘロヘロになってしまった1回こっきりです。 丸々ひとシーズン空いた状態での復帰戦です。 本当に登れるのだろうか。 バックカントリーを続けるとか止めるとかと言う事以前に登れなければ止めるしかありません。
さてさて、どうなっちゃうんでしょう。
雪の感触を確かめながらハイクします。 予想外にきつくありません。 去年の尻別岳で嫌な汗をかいたのがウソのようです。 体力は落ちていますが気持ちの良い汗が出ます。 これなら行ける!と実感しました。
スキーの機動力は素晴らしく、全く追いつけません。 Y棒と二人でスキーのトレースを辿りすねラッセルでスキーを追いかけます。 スキーのトレースを外すともも-股ラッセルです。 シンドイ,シンドイ。 でも楽しい。
Y棒に引っ張られる感じでハイクを続け、無事山頂到着。 時間はかかりましたが、自分のペースで登り続ければなんとかなるようです。
ちょっと休憩してドロップポイント探して移動します。
新しい武器を手にしたY棒が先にドロップし、その後順番にドロップしていきます。
さて、自分の番です。 まずこの斜面では雪崩の不安は無いので思い切って落としていけるはず! でも、東山での骨折が頭の中に残っているので雪の中の隠れキャラに神経が行ってしまいます。 やっぱり、思い切りはいけませんでした。 安全なラインを選んで無難に滑りました。
雪質はほぼ満点のパウダーです。 本当ならスプレーが気持ちいい!!!といいたいところですが、滑ることに手一杯でスプレーにまで気が回りません。 Y棒に撮影してもらいながら、小ハイクを繰り返し気持ちのよいパウダーランを楽しみました。
まだまた、精神的に余裕はありませんでしたがリハビリには良かったと思います。
ぼちぼち頑張りますわ。
|
| |
バックカントリーの必需品
Colchuck
ポール
MSR
GARMIN
PIEPS DSP
ショベル
プローブ
|