8:23 スタート
いつもならインナーだけで登るのだが、あまりの寒さにフル装備でハイク開始。
どうせ途中で脱ぐに決まってるのだが。。。
富良野岳の登りのルートはいつも微妙に違う。
自分達でラッセルしてルートを作る場合は予定通りのルートを取るのだが、大体は前日のトレースを利用してしまう。
今回も前日Y棒達が付けたトレースを有り難く使わせてもらった。
前日のトレースも昨日積もった雪で埋りかかっていた。
それでもトレースを辿ってのハイクはラクチンだ。
トレースを外すとシューを履いていても膝上近くまで埋ってしまう。
雪質は富良野岳!!といった感じのドライパウダー。
ほんとサラサラ、湿り気が全く無い硬い雪だ。
30分程のハイクで体が暖まり、ミドルレイアーを脱ぐ。
アウターも脱いでしまいたかったが、今回はパタゴニアのソフトシェルなのでちょっとその性能を試してみたくて着たままハイクする。
結論から言うと非常にいい。
アウターを着ていない感じで快適に登れる。
汗をかく感じもなくサラッとしていていい感じだ。
今日位の気温だとちょっと寒いくらい。
もう一枚下に着たい気がする。
11:05 1570m
バックカントリースノーボード初日とあって少々登りに不安があったが、その不安も杞憂に終わりすんなりドロップポイント到着。
相変わらず稜線は風が強くて閉口する。
風を避けられるポイントに移動して滑走準備。
表面から20cm位のとこで新雪が切れるが問題になる程ではない。
視界不良の中、さながファースト。
『イェーッ!』
と声を掛けた瞬間転倒。
『停まらなぁーい!』
と言いながら1~2mほど滑落。
新雪の下はクラスとしていてた。
雪が軽いのでクラスト面まで板が入ってしまうようだ。
次々ドロップしていくが最初の滑り出しでみんな足を取られている。
こりゃ林間の方がいいかなぁ。
で、ラストでドロップ。林間に入る。
やっぱり最初はガリッと来たが、その後は富良野岳らしい足応えのないドライパウダーを堪能する。
ちょっと木が五月蝿いかな。
これで天気が良ければ言う事無し!なのだがそれは贅沢と言うものだ。
1240mまで落とし、全員集合。
ここでこぐ&ゆきぽんは下山。
残りの面子は登り返し。
急登の斜面を胸ラッセルで登り返して尾根に登る。
久し振りのラッセルは楽しい。
スノーシューの面子は難無く尾根筋に出られたが、スキーの面子は斜面の雪が崩れて登るのに一苦労。
ぐろさんはなんとか登って来たが、かわさんはリタイア宣言。
『もう、ここで帰ります。。。』
ここで返す訳には行かないので引っぱり上げる。
リタイア宣言をしたはずのかわさんが尾根に出ると復活。
先頭でラッセルして最初の登りのトレースまで歩き通した。
『お疲れさん!&ありがとう!』
1470mまで登り返して2本目。
一気にボトムまで滑り降りる。
『気持ち~~!』
でもなんか物足りない。
全然自分の滑りが出来てないや。。。
『あぁ~っ、もっと練習しなきゃダメだ。』
全員が揃うのを待って下山開始。
北尾根をトラバース気味に滑り続けるのは結構きつかった。
途中で太ももが悲鳴を上げて吊ってしまった。。。
14:54 下山
無事、駐車場到着。
道具を片付け、白銀荘で温泉に浸かりまったり。
冷えきった身体に温泉が染み込んでいくよだ。
今日は運転をしなくていいのでビールなんかも飲んだりした。
『あー幸せ!』
山ボード初日にしては充実した1日だったかな。
初っ端は登れないって頭があったので登れてホッとした。