2003-2004 シーズン


No13 2004/01/12 尻別岳
 

尻別岳から羊蹄山を望む

前日、イワヲ辺りを登ろうかとニセコ入りしたが、悪天候で山に入れず、このまま札幌に帰る気にもならなかったので、ニセコ入りしているこぐ達と合流し五色温泉に泊まる。

8:00から尻別に登る予定で6:00起床。
なんだかんだしているうちに出発が大幅に遅れ、尻別岳に着いたのは9:00ちょっと前。
泊まっているのに何やってるんだよぉ〜〜って感じ。
yossyが駐車場で待っていた。
今日の尻別岳はボード3名、スキー1名。
辛いラッセルが待っているゾ。と覚悟を決めていたら、こぐたちから連絡が入り今日も尻別岳に行くと言ってきた。
準備をしているうちにこぐ一行到着。
笑談しながら準備を済ませてハイクを開始する。

9:40 ハイク開始
久々の晴天。
やったぜ!
スキーのタカモト君を先頭に昨日のトレースを辿って進む。
トレースは途中で切れたり現れたり。
尾根に取付いた後、初めの緩斜面はスキーと一緒に登ったが、途中から昨日のスノーシューのトレースがきつく、スキーは別にジグをきって登る事になる。
久し振りの急登の膝ももラッセルだ。
ニセコらしい重たい雪のラッセルは結構しんどい。
順番にハイクを交代しながら標高を稼ぐ。
まるで去年と同じ感じだ。
林間が切れた辺りで、滑走斜面が目に入る。
去年に比べてちょっと雪が少ない感じだ。
去年山頂付近に見えた亀裂も、今回は無く綺麗な斜面が広がっている。
またここを滑る事ができると思うとラッセルにも力が入る。
振り帰って登りのトレースを見るとその標高差に驚かされる。
それにしてもいい天気だ。

相変わらずの急登深雪でジグを切っても、ももラッセル。直登しても股ラッセル。
ジグを切っても直登しても大して変わらないので直登でがんがん登る。
山頂近くの尾根の林間は木がうるさく閉口した。
林間を抜けると、去年ドロップしたポイントに到着。
ここは日当たりがいいのか雪が解けて弛んでいる。
スノーシューを蹴り込むと嫌な感じで斜面が揺れる。
岩の上に薄らと雪が乗っているだけで、ストックで突くと穴が開いてしまう。
慎重に岩場を通過するとあとは山頂までの細尾根だ。
バランスを崩すと滑落しそうでちょっと恐かった。
最後の難関も無難に登りきる。

13:20 山頂広場到着
一回ピットを掘るのに休憩した以外はほとんど休憩なしに登りきれた。
話には聞いていたが、本当に山頂広場は広かった。
ドロップポイントを探し広場を歩いていると、ピークの脇から羊蹄山が綺麗に見えた。
こぐたちは三連チャンで尻別岳なので、今日は別の斜面を滑ると言うので山頂でこぐたちと分かれ、滑走の準備をする。

14:00 滑走開始

YOSSY

yossyが撮影する為に最初にドロップし、合図を待ってさな、タカモト君とドロップ。
思い思いのラインで滑り降りる。
みんな、思いっきりスプレーを上げて落ちて行く。

P1120271.JPG - 13,472BYTES

さて、ラストは自分だ。
ラインの開いている所を目指してドロップ。
ドロップした途端、予想以上の斜度に「なんじゃ、こりゃぁ!」と叫んでしまった。
滑ると言うより落ちるに近い感覚だ。
途中から滑るのとピークから滑るのでは、100mも違わないのに加速が違う。
一気に加速しファーストターン。その瞬間オーバーヘッドのスプレーが上がる。

スプレ〜〜

これを待っていたのだぁ!
でも、なんか違うゾ。
うわぁ、ゴーグルをするのを忘れてたぁ!
こんなに気持ちがいいのに止まるなんてできない。そのままゴーグル無しで滑り続ける。
バックサイドターンのスプレーで日陰ができ、フロントサドではスプレーに自分の影が映ってる。
奇声と共に顔がニヤついている。
それにしても凄い雪の量だ。
ニセコチックな重雪は足答えがあって楽しい。

ゴーグルを付けて仕切り直して滑走再開。
いくら滑っても、斜面が終わらない。
どんどん高度を落としながら、滑り続けてる。
終止叫び続けてた。。。

たか

14:20 駐車場到着
最後の緩斜面を滑り切って駐車場到着。
みんなでハイタッチで喜びを分かち合う。
そうこしているうちに、こぐから連絡が入り、こぐ、ゆきぽん、よしきくん、ともみんを迎えに行く。
本当にいい仲間に巡り合えて幸せだ。
みんなのお陰で、最高の一日になった。

今日の為に、この2ヵ月間辛抱してきたんだと思った。
今まで山らしい山で滑る事が出来なかったが、今日の一本で全て帳消し。
これから、がんがん行くぞ!














バックカントリーの必需品

Colchuck

ポール 

MSR

GARMIN

PIEPS DSP

ショベル

プローブ


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